【就職活動】『確実内定』 要約

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就活は攻略法のあるゲームだ」という考えの元、筆者が考える就活の「答え」が綴られた「確実内定」。

今回はその要点をお話していきたいと思います。

全ての内容について要約しているわけではないので、細かい点は実際に「確実内定」を読んでいただけたらなと思います。

就活の基礎知識

就活のスケジュール

まず抑えておくべきはどの時期にどのように動くか、ということである。

①企業へプレエントリーする(仮応募)
②説明会やインターンへ参加
③本エントリーする(応募)
④ESを提出する
⑤筆記試験
⑥面接
⑦内々定
⑧内定

上記のように選考は進んでいく。

内定する学生ほど、早く動く

早期に就活をスタートさせ経験を積んでいるかどうかが就活の成功を決める
能力的な違いではなく、始める時期で成否を決めるのだ。
高学歴層ほど動き出しが早いため必然的に高学歴層のほうが自分の望む企業に入ることが出来る。

内定倍率と例年の傾向

有名企業の内定倍率は100倍以上。そのため受ける企業を絞りすぎないことが大事。
100倍というほぼ宝くじのような就活をしないために大切なことは2つ。

1.自分と相性の良い企業を多く受けること

2.競争率が低い企業を選ぶこと

筆記とエントリーシートが山場

エントリー30,000人
筆記試験20,000人
エントリーシート10,000人
一次面接1,000人
二次面接140人
最終面接70人
内定50人

ご覧のように、筆記試験とエントリーシートで最も多くの人が落とされる。
したがって、就活対策で始めるべきことは筆記試験対策、次にエントリーシートの練習である。

何社受けるべきか

平均は40社
本命企業5社
関心薄いが労働環境よさそうな10社
関心はゼロでも労働環境がよさそうな5社

この比率で受験企業を決めるべきである。

加えて、内定がないうちは、1社落ちたら1社エントリーするようにすべき
そうすることにより手札を確保することが出来、精神的な安定感が生まれる。

不利になる要素と対策

選考では質問されたら嘘をついてはいけないが、積極的に話さないほうが良い話題もある。それは以下の3つだ。

・留年
・多浪
・家族との不仲

動く前に準備をしよう

1. お金をためよう
就職活動は非常にお金がかかる。交通費、昼食代、履歴書代、スーツ代など、平均でも20万円近くかかると言われている。
お金がかかるため、1~2年生は貯金をするようにしたい。

2. アイテムを揃えよう
主食活動に必須なスーツや靴など最低限のものは就活を始める前に用意しておきたい。

自己・企業分析

自己分析を独学でするな

企業はあなたに興味がない

企業が関心を持っているのは「あなたが会社で金を稼げる人間かどうか」の一点のみ。
志望動機を聞く目的=私はカネを御社へもたらす人材ですから、雇う価値があります」と営業行為が出来るか。
挫折経験を聞く目的=会社でストレスを受けても乗り越えられるかどうか。

学生時代に力を入れたことを聞く目的=企業で自主的に仕事を作り、追加の売り上げをもたらす人間か。
設問の意図は全て「会社でやっていけそうな人間か」をチェックしている

企業が求める人材の3要素

・自主的に動ける人間
・他人と協働できる人間
・数的成果を出す人間

※実は落ちやすい就活エピソード
・自転車旅行・バックパック経験
・資格試験や勉強で頑張った経験
・趣味やボランティア活動

正しい自己分析のステップ

企業ごとにあなたが売り込む強みを考えましょう。

特に採用されているのが「ビッグファイブ」による評価です。

ビッグファイブは人間性を「協調性」「外向性」「好奇心の強さ」「情緒安定性」「勤勉性」という5つの特性で評価し、どういう人材かを見ています。

どう診断するか

1.正確な診断には「NEO-PI-R」というテストを受けなければいけませんが、高額なので、簡易版の無料診断をやってみる。

【ビッグファイブプラス】5つの性格診断+α 質問表

★【ビックファイブ プラス】 5つの性格診断プラスα 質問表
ビックファイブ理論をベースの5因子の性格診断 外向性 情緒安定性 自己同一性、誠実性 協調性 ストレス 生きがい

2.保護者や友人に自分のどの要素が強いか聞く

各企業が求める理想の人材を分析する

自分が持つ特性の分析ができたら、自分の特性を好んでくれそうな企業をOBOG訪問や合同説明会で理想的な人材像を聞き、自分で5段階評価をつけることで、探しましょう。

電通
協調性★★★☆☆
外向性★★★★★
好奇心の強さ★★★★☆
情緒安定性★★★☆☆
勤勉性★☆☆☆☆

花王

協調性★★★★
外向性★☆☆☆☆
好奇心の強さ★★☆☆☆
情緒安定性★★★★☆
勤勉性★★★★☆

有名企業1つとってもこのように異なるので、出来る限り多くの企業の説明を聞き、自分の特性とマッチしそうな企業を探していきましょう。

どうしても行きたい企業が、自分の特性とマッチしない際は入社後のことを考えると、あまり時間を割いて対策をすべきではないでしょう

強みを創り出す2つのメソッド

1. ストレングス・ファインダー

177個の質問に答えることで34の強みからあなたが持っている上位5つの強みを診断してくれます。診断の最も手軽な方法は、書籍『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』を購入し、本に付属するアクセスコードを入力してオンラインテストを受けることです。アクセスコードは1度しか使えないので、中古本のアクセスコードは使えません。

2. 弱みの反転

診断よりも手軽な方法は、「自分が弱みだと思っていることを言い換える」ことです。

せっかち⇒決断力がある

企業分析は自宅で始めよう

・IRを活用する

・転職口コミサイト「Open Work」

企業分析はあなたの強みとマッチする企業を探すことが目的。
口コミだけで企業分析をするのではなく、OBGO訪問で生の声を聴くことが大切。

エントリーシート

通るエントリーシートの条件

エピソードは平凡でいい

キラキラしたエピソードよりも「どう働けるか」を具体的に記した方が通過率も上がる。
そのエピソードをひとひねりして数的成果へ変えることが重要。
これからはどんなエピソードでも数字に変換できないかなと考えることが大切です

ESのキモ

自主的に行動し、他人と協働しつつ、数的成果を出したエピソード

冒頭で質問に答えよう
「弊社のインターンに応募した理由は何ですか?」という設問でしたら、冒頭の1文できちんとそれに答えなくてはならない。答えがないと採用担当者は読む気をなくします。

1文を短くしよう
1文を短くすることで、主述や論理に破綻がない文章を書くことが出来ます。

状況説明は具体的に
「アルバイト先で○○という課題がありました」と書かれても読み手はイメージが湧かない。読み手のイメージが湧くレベルまで状況を具体的に記述する必要がある。

誤字脱字、助詞の連続に注意
内容以前の問題。助詞「の」などが連続で続くと、読み手に負担がかかる。

えらそうな文章に要注意
企業のことを最もよく知っているのは企業の人。その企業についての課題を指摘するような文章を書く時は、偉そうにならないように注意する必要がある。

志望動機は協調性のテスト

志望動機は会社でやりたいことが「ありそうに語る」営業スキルのテストです

万が一、心の底からあふれ出るような志望動機がなくても、話して納得してもらえるレベルの志望動機を作ればいいのです。

ESを書いたらOB・OG訪問でチェックしてもらおう

下書きが出来たら、持ち込む。採用担当のウケも把握したアドバイスをもらえる。

OBOG訪問とリクルーター面談

OBOG訪問をする理由

選考で有利になる
総合商社やデベロッパーなどは、OBOG訪問自体が選考に含まれます。OBOG訪問でよいパフォーマンスを発揮できれば、面接がスキップになったりすることもあります。会社によってはそもそもOBOG訪問をしないと選考の土台に上がれない会社もあるでしょう。

メーカーや銀行では、面接をする前にリクルーター面談が数回行われ、最終面接なんてこともあります。

面接での失敗を防ぐ

OBOG訪問は面接の事前準備。企業に誤解を抱いていた場合、OBOG訪問であれば、「それは違うよ」で済みます。
企業理解を深めて面接で致命的なミスをしないようにしましょう。

ネットの情報を検証できる
ネットに転がっている情報の真偽を判断できます。これも面接での失敗を防ぐことに繋がります。

ESの推敲ができる
エントリーシートに書いている内容が間違ったものであれば、指摘してもらえます。
OBOG訪問であるならば、「これは違うよ」で済みますが、実際の選考では致命傷になりかねません。

面接

面接はフェーズごとに求められるものが異なる

1次面接

選考目的
1次面接はふるい落としが目的です。つまり明らかに不適合な人間の足切りであり、基本を押さえれば問題ありません。

面接官が見ていること
・「社会常識」への理解
・頭の回転速度や理解能力

落ちる学生の特徴
笑顔がない、ボソボソ喋る、スーツがしわしわ、敬語が使えないなど

対策
志望動機はESと同じことを話せればいいので、笑顔ではきはき話すなどの「態度」の向上に努めましょう。
模擬面接イベントに行くなど、フィードバックを必ずもらうようにしましょう。

2次面接



選考目的
1次面接で通過した学生を、会社の中核を担うキーパーソンに見せて、採用の承認をとること。

面接官が見ていること
・素直さや従順さといった会社で平社員として耐えられる適性を持っているかどうか
・会社の評価基準に合っているかどうか

落ちる学生の特徴
・志望動機に具体性がない
・会社への勉強不足で志望度の低さが見破られる

対策
1次面接は基本的な部分を抑えていれば通過しますが、2次面接は表層的な部分だけでは合格できない。
企業研究をIR情報や転職口コミサイト、OBOG訪問で行いましょう。

3次面接

選考目的
自社で長く成果を出せそうな学生か、役員を含めて最終確認を行うこと。

面接官が見ていること
・長く働けそうな志望動機を持っているか
・会社の汚い面・失望する面を見ても耐えられそうか
・万が一採用して使えない学生だったとしても、自分の企業で引き取る覚悟を重役が持てるか

落ちる学生の特徴
・志望度に本気度が足りない、第一志望と断言できない
・会社を理想化しすぎている
・役員が「この子ウチにいそう」と思えなかった。

対策
・どの会社でも「御社が第一志望です」と言い切ることが重要。志望動機を「覚えて読み上げる」のではなく、実体験を織り交ぜた本音らしいトーンで語るように練習する。
・ESから大きく外れたことを話さず、一貫した内容を話すようにする。

その他面接ノウハウ

よく出る面接の質問想定術
面接官は「情緒不安定なラノベのヒロイン」と心得よ

自分が提出したESを見直しながら「面接官ならどこを突っ込むだろうか?」と妄想しながら赤ペンで書き込んでいくのです。

面接官は情緒不安定です。志望動機は表層的な理由を取り繕っても信じてはくれません。
だから実体験に基づく具体的な理由が求められるのです。

ダメなESを提出してしまったら、その内容は忘れてよし

最高のESが出せた時は上で述べたように対策すればよいでしょうが、エントリーが続いて完成度に満足のいかないESを提出してしまった場合、面接時はどうすればよいでしょうか。

この場合は素直に「ESを書いた時は言葉足らずで志望動機をうまく説明できませんでした。まっさらな状態で再度、志望動機を聞いていただけないでしょうか!」と素直に謝りましょう

面接後は必ず「振り返り」を行いブラッシュアップさせていく

面接の後に必ず面接で「できたこと」「改善できたこと」を3つずつリストアップするようにしましょう。

変わり種質問対策

一部業界で何が目的で問われているか全くわからない質問は、あなたの余裕を見ているので、ひるまないことだけ意識しましょう。

面接前日にできること

よく出る質問の対策をしておきましょう。

1. ESと全く同じ設問
・学生時代に頑張ったこと
・志望理由
・自己PR

2. 企業との相性を問う質問
・長所、短所
・あなたにとって「働く」とは?
・尊敬する人は誰ですか?
・趣味や特技
・大学で何を勉強しているか

3. ストレス耐性を問う質問
・挫折経験
・スポーツ経験
・ストレス発散の仕方

4. 志望度を問う質問
・弊社は第一志望ですか?
・最近気になったニュース
・将来の夢
・就活の軸
・逆質問

まとめ

いかがでしたでしょうか。
要約でもこれだけボリューム感があったように大変学ぶことの多い本になっています。
伝えきれなかった部分も多いので、実際に『確実内定』を読み、順調な就職活動を送っていただけたらと思います。

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